株式会社I.majorの代表ブログ

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サラリーマンの友人とは縁を切れ

人は、良くも悪くも普段周りにいる人間の影響を受ける。だいたい、最もよく時間を共にする5人と似たような価値観を持ち、行動し、思想を形成すると言われている。この原理に基づくと、自分が目指している像に合わせて人付き合いを考える必要があるのは言うまでもない。

 

特に経営者として大成したいと考える場合、必然的に周りを経営者の知り合いで固めることとなる。交流会で出会ったり、それ以外にも商談で話す時間が占める割合が大きいからである。意識せずともそうなっていくのだが、もともと友人付き合いしていたサラリーマンの友人が、誰しもいるはずである。ここでどういった扱いをするべきかなのだが、これは断言すると、縁を切った方が今後上手くやっていけると思っている。幼い頃からの旧友の場合は流石に縁を切る必要はないが、それも片手で数えるくらいに留めておき、残りは出来るだけ経営者の知り合いで埋めた方が、絶対に良い。サラリーマンとしての思想と、経営者としての思想は、全く異なるものであるからだ。営業はこのようにやっていく、などの職種の局所的な考え方やテクニックを学ぶという意味では必要である場合もあるが、基本的に今後経営者としてやって行く場合、必要になってくるのは、明らかに営業のテクニック以上に経営者としてのマインドの持ち方である。サラリーマンはあくまでもサラリーマンとしての生き方、思想のもとで人生を全うしようとしているので、下手にサラリーマンの思想を取り入れてしまうと、経営者人生の邪魔になるのだ。限られた脳の容量、アンテナの範囲、時間の中で、占めるべきは経営者としての価値観、理念、習慣である。棲み分けをきっちりしておかなければ、違った土俵の価値観が本来の土俵に対して悪い影響を持ち込んでくる。これは避けるべきである。

 

サラリーマンが上とか下とかという話ではない。あくまでもお互い違う生き物なので、サラリーマンの気持ちは経営者には理解できない、逆に経営者の気持ちはサラリーマンには理解できない、ということである。サラリーマン星の住人と、経営星の住人という二者の存在が、奇遇にもこの地球上で空間を共有しているだけなのである、と考える今日この頃。