株式会社I.majorの代表ブログ

ビジネスの話題に少しでも関連した日々の出来事や所感を、このブログに書き連ねるつもりです。宜しくお願いします。

経営者の持つべき志

自分が主体となってお金を稼ぐには、フリーランスになるという手がある。個人事業主である。しかしその枠組みを超えた機関として、会社というものがある。自分一人の力だけで自ら躍り出て、業を営む個人事業主とは別に、自分一人だけでは賄いきれない労力を従業員という他人に委ね、大きな規模のもと利益を生み出すのが会社。そこで、会社を設立する者の持つべき志とは何かと、ふと考えてみた。

 

 

そもそも個人事業主の枠に収まるような、しょぼい利益の出し方しかできなければ、会社を設立する意味はない。ちゃんとした大掛かりな仕組みによって、大勢の人々を巻き込んで継続的な利益を生む仕組みを考えて、実際に動かしていかなければ、会社組織の存在意義は決してない。設立費用に23万円もかけ毎月法人住民税等を払い、さらに自己資本を飛び越して株主をも巻き込んで設立したからには、1日でも早くその大掛かりな仕組みを実際に稼働させていかなければ、下手すると設立費用やその際の労力を回収できなくなってしまう虞がある。それ以上に時間を無駄にし、その間に得られたであろうスキルを磨けないという機会損失から、その結果何も残らないという虚無感にまで繋がってしまう。株主からの信用も下がり、落胆させ迷惑をかけてしまうということにも繋がる。このように、損失は大きい。会社経営にはリスクがつきものと言われるが、設立直後から早速その洗礼を受けざるを得ないのだ。そこまでの覚悟がなければ、経営者として失格である。

 


この現代社会の経済循環の一役を買える資格を持てる者は、自然とそのような考え方が常にできる。それが経営者だ。個人事業主とは全くもって住む世界が違うのである、別次元の住人同士なのだ。経営者たる者、格が上とか下とかではなく、やはり他とは違う生き物だと思う、今日この頃。