株式会社I.majorの代表ブログ

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学歴は重要なのか

承認欲求等くだらないものは置いておいて、高い学歴を持っていることのメリットとは何だろうか。この現代社会で生きていて恩恵が得られる場面はいくつあるのか。ふと考えてみると、意外とないことに気付いた。

 

動物がその一生を生きていくのに最も重要なことは、食べ物を狩ることである。他の生き物を狩る能力の高低が、その動物の存在価値である。現代社会に置き換えて考えると、食べ物として生き物を狩る能力は、お金を稼ぐ能力である。人間の存在価値は、お金がどのくらい稼げるかに集約されていると思う。この現代社会において我々の人生が利益至上主義に基づくと考えた際に、学歴の価値は、かなり限定的である。大企業に入るために必要か、医師になるか、弁護士・検察官・裁判官になるか、大学院で研究し学んだことを活かしそのまま研究するか起業するかなど、いくつかあるが全人口の母数で考えると限定的である。このようなごく限られたエリート意外は、普通ならば大方凡人に分類される。その人たちは普通に大企業以外の所に就職するのみである。

 

世の中には学歴のない人たちもいるが、この利益至上主義、お金稼いでなんぼの現代社会においては、その中でも芸能人や若くして社会人を経験することとなった人間の価値も高い。学校に行かなかった分、周りよりもいち早く社会に出て、お金稼ぎゲームに参加している。芸能人なら芸能界、若くして社会人を経験することとなった者はその分野に特化して、いち早くお金を稼ぐ能力を磨いている。現代社会において、実はこの人たちの方が優れているのではないかと。

 

少し乱暴な言い方をすると、人口の殆どを占める何も特異な才能もない人たちが時間を持て余した結果、無難に勉強していれば食いっぱぐれないという理由でなんとなく勉強し、なんとなく中堅大学に入ってなんとなく卒業する。その後もなんとなく働く。中には一所懸命働く人ももちろんいるが、ちゃんと休日が確保できて保証されている状況では、まだなんとなくの部類だ。私も含め、中途半端な学歴を持っていて安心しきっている層が、1番淘汰され危うい立ち位置にいるはずである。

 

中堅程度の学歴を持っている殆どの人口の人たちよりも、若い時から"働く"経験をし、お金稼ぎゲームに参画している人たちの方が、よっぽど今後生き残っていけるはずである。東大・京大・医学部クラスに入れなければ、学歴は諦めて少しでも早くお金を稼ぐ能力を身に付けるべきだと思う、今日この頃。